僕らは大人が思うほど、子どもじゃない。現役高校生が考える未来の教育。

高校生絵本作家まめたろうさん。前回は絵本出版プロジェクトについてお聞きしましたが、今回は学校について聞いてみました。なんと、HALOMYが感じている課題感を高校生自身が感じていたことにビックリ!現役高校生が考える、これからの教育のあり方、社会のあり方とは?!

▼前編
絵本で世界中に感動を与えたい!高校生絵本作家まめたろうの挑戦

目次

僕らは大人が思うほど、子どもじゃない

−−まめたろうさんは現役高校生ですが、なんだか大人と話しているような感覚です。

僕だけじゃなくて、高校生って実はすごくいろいろ考えてるんですよ。なのに、必要以上に子ども扱いされると言うか、大人は高校生を上から目線で見ている気がします。

僕らは、生まれた頃からインターネットがあった世代。小学校の頃にスマホが登場して、小学生でスマホを使い始めた最初の世代です。だから、リテラシーもあります。僕は、絵本の出版する時にTwitterを使って受注販売することに何の抵抗もありませんでした。そのやり方だったからこそ、赤字にならないように自費出版ができました。

でも、大人たちはインターネットの使い方を過度に心配するんですよね。これって刃物も同じで、使い方を間違えなければ危なくないと思うんです。だから、やみくもに使うことを禁止するのではなくて、正しい使い方を教えることの方が大事だと思います。

よくよく思い出してみると、僕、幼稚園くらいの時でも結構いろいろ考えていたんですよね。例えば、親とレストランに行くと、あまり高いパスタを頼まないように気を遣ったり(笑)。それくらいの年齢でもそれなりにちゃんと考えていて、大人が思うほど子どもじゃないと思うんです。だから、僕は絵本を書くときにも必要以上に「子ども向け」というのは考えないようにしています。

−−学校でもそういう「子ども扱い」みたいなことを感じますか?

それは学校によって違うし、先生によっても違うと思うんですが、ほとんどの学校では生徒に自由にやらせない環境なんじゃないかと思います。生徒を大人として見ていれば任せられることも、ルールで縛ったり、機会を制限したりしてやらせてもらえないことが日本の学校では多いのではないでしょうか。

「スマホネイティブ世代だからこそできることがある。」

はぐれものを認めてこそおもしろくなる

−−今は変化の激しい時代と言われていて、まめたろうさんたちが社会に出る頃にはますます答えのないものに取り組んでいくことになると思います。そういう意味で学校は変わってきていますか?

いや、全然変わってないです。

実は僕、歴史の教科書を読み返してみたんですよ。そしたら、今の教育制度って富国強兵の際に西洋から輸入されているんですが、その頃から全く変わってなくてビックリしました。

こんなに世の中が変わっているのに、学校教育だけが明治時代から変わっていないっておかしくないですか?工場で働くには最適だった教育が、今の時代に最適だとは思えません。このデジタル時代に、みんな前向いて黒板使って同じ内容の授業するとか。これって、最終的なゴールは富国強兵なのでは?とさえ思っちゃいます。同じことをして、言うことを聞く人間を作っているようにしか思えないです。

−−では、これからの学校はどうあるべきだと思いますか?

はぐれものを認めることが重要なんじゃないかなって思います。僕のような存在って、先生にとってはきっと不都合だと思うんですよね。それは、これまで先生たちがやってきたやり方が通用しないから。

学校が敷いたレールを外れることは良くないと誰もが思う風潮があります。だから、人と変わったことがしづらいんだと思うんです。でも、挑戦って、人と変わったことや人がやってないことをすることじゃないですか。今社会で活躍している人を見ても、小学校の頃から変わり者だった人が多いと感じます。だから、そういうはぐれものを認めることが大事だと思うんです。

−−みんな同じじゃなくていいということですね。

はい。むしろみんな違って当然です。例えば、いじめは「俺も我慢しているんだから、お前も我慢しろよ」っていう論理が根底にある気がしていて。今の学校や世の中は、みんな同じじゃなければダメで、土のように平らであることがいいとされています。こうやって違いを認められないからいじめが起きる気がします。

−−学校の何が変われば、はぐれものを認められるようになるのでしょうか?

学校の空気というより社会の空気なんじゃないかと思います。だって、学校は社会の縮図だから。みんな同じように働く時代は終わっているのに、その変化に気づいている人って、意外と少なくないですか?具体的に言うと、今後コンビニのレジ打ちの仕事がなくなることに気づいている人って少ないんじゃないかなと。

で、残念なことに、時代の変化に合わせて行政が学校を変えようとすると、入試制度改革みたいに小手先で終わっちゃう感じなんですよね。僕らの代からまさに大学入試が変わって、マジ勘弁してくれって感じです(苦笑)。そんなやり方じゃなくて、社会がもっと多様性を認めて、社会そのものが変わる必要があると思います。

「学校は社会の縮図!」

挑戦する人の背中を押してくれる社会に

−−それは、高校生はみんな気づいていることですか?

うーん、気づいていないかもしれないですね。将来の夢を聞くと「公務員」と言う人が多いです。理由は安定しているから。でも、安定していることと自分の「好き」は違うんじゃないかと。僕は、好きに勝るものはないと思っています。

だから、最初の話に戻っちゃいますけど、とにかくできることをやってみて、自分の「好き」や「やりたい」を見つけることが大事だと思うんです。

「好き」や「やりたい」を見つけるためには、まず何かに挑戦してみることが大事じゃないですか。だからこそ、挑戦する人の背中を押してくれるような社会であってほしいし、そんな学校であってくれたらなと願っています。

    <まめたろうさんプロフィール>
    絵本作家まめたろう。千葉県内の進学校に通う高校二年生。(2019年11月現在)
    代表作「ろぼっとはーと 」はアルファポリス絵本児童書大賞奨励賞。
    えほんポストカードを通したチャリティ活動も実施。今年の9月、ついに絵本を発売。
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